25日の祈り
朝の祈り
世々にいます神よ、過ぎ去ったすべての時代の末裔である私が、過去においてあなたの僕らに与えられた天の知恵から益を受けることができますように。
ある賢者はしるしました。
「このとはあまりにも煩わしい
利を得るのは遅く
費やすのは速く
我らの力を用い尽くす」。
神よ、この言葉から益を受けることができますように。
ある賢者はしるしました。
「われらの意志は、あなたに献げるために与えられている」。
神よ、この言葉から益を受けることができますように。
ある賢い王は言いました。
「あなたが時にかなっていると考えられることは、私にとっても早すぎたり遅すぎたりすることはない」。
神よ、この言葉から益を受けることができますように。
ある賢者は言いました。
「偉大なることを神に期待し、偉大なることを神のためになさんとこころみよ」。
神よ、この言葉から益を受けることができますように。
ある賢者は言いました。
「主のみこころのうちにこそ、我らの平安は存する」。
神よ、この言葉から益を受けることができますように。
ある賢い婦人は言いました。
「神の時とは現在の瞬間のことだ」。
神よ、この言葉から益を受けることができますように。
ある賢い婦人は言いました。
「神にさえも満足しない者は多く求めすぎる人である」。
神よ、この言葉から益を受けることができますように。
ある賢者は祈りました。
「あなたの命ずることを与え、あなたの欲することを命じてください」。
神よ、この祈りを私にも祈らせてください。
「わたしの過去の人生を隠し、将来を導いてください」。
神よ、この祈りを私にも祈らせてください。
父よ、この日の務めに出て行こうとするとき、私の属する偉大な伝統を常に覚え、絶えず私をとりまく雲のような証人を覚えさせてください。そして誤った道から守られ、高い理想に燃やされることができますように。
夜に至るまで、我が主イエス・キリストの御力のうちに守ってください。アーメン。
夜の祈り
聖なる神よ、あなたに仕えるために、身と魂をささげて、すでに久しいのですが、今なお罪に傾き、従順でないことを嘆き悲しみます。
感覚の楽しみに縛られ、霊の事柄に鈍く
肉体を喜ばせることにさとく、魂を養うことに遅く
目前の喜びに夢中になり、永遠の祝福に気づかず
怠惰を愛し、労働をいとい
遊ぶに速やかであって、祈ることに遅く
自分に仕える時は活発に、他人に仕える時は手ぬるく
得ることに熱心であり、与えることをしぶり
高尚な身振りをしながら、実際には低劣であり
よい企てに満ちていながら、実行に移すことを控え
隣人には厳しく、自分には寛大であり
過ちを見つけるのに熱心であり、自分の過ちを見つけられた時は憤り
大きな務めを果たす力はなく、小さな務めには不満を抱き
禍に遭えば弱く、栄えるときには増長して自己満足に陥り
あなたから離れては全く無力であるのに、あなたに縛られることを喜ばないのです。
憐れみの心を持たれる神よ、もう一度あなたの赦しをお与えください。私の悲しい告白を聞き、憐れみによって、これをあなたの記憶の書から消してください。あなたご自身の聖さにすがる信仰を与え、我が主キリストの義を喜ぶことを得させてください。自分のいさおではなく主のいさおに拠り頼んで、よりいっそう主の御姿に似る者となり、あなたに従うことにおいて主と同じ志を持つことができますように。
これらすべてのことを、主の聖なる御名によって祈ります。アーメン。