2015年7月5日 主日礼拝「愁える大国」
本日の聖書箇所
ヨハネの手紙第一5章1節~13節
説教題
「愁える大国」
今週の聖句
「知れ。主こそ神。主が私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊である。
(詩篇100篇3節)
愁(うれ)える大国
愁える=病んでいる、弱っている、傷んでいる・・・
pax Americana=アメリカの平和
それは1960~80年代ではないでしょうか。
先日、アメリカ連邦最高裁判所は同性婚を認めました。
アメリカは今、悪い方向に動いているのではないかと心配です。
かつて大国は、内側から滅んで行きました。
アメリカは今、内側から滅びに向かっているかのように見えます。
「しかし、創造の初めから、神は、人を男と女に造られたのです。それゆえ、人はその父と母を離れ、ふたりは一体となるのです。それで、もはやふたりでhなく、ひとりなのです。」(マルコ10章6~9節)
マルコの福音書で、イエス様は創世記2章を引用されました。
現在、結婚に関して聖書に反した動きがあるようです。
日本の教会には、離婚した方々のグループがある教会があります。
教会の中に、同性愛、同性婚のグループが出来たらどうでしょうか?
世の中の流れがそうだからといって、教会もそれに従ってはいけません。
「被造物を切なる思いで神の子どもたちの現れを待ち望んでいるのです。それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、服従させた方によるのであって、望みがあるからです。」(ローマ人への手紙8章19節)
同性婚を認めたアメリカの裁判官にクリスチャンはいたのでしょうか。
アメリカという国の信仰はどのようになっているのでしょうか。
1960年代のアメリカは、Made in Japanで溢れていました。
当時それは、良い意味ではありませんでした。安い、悪いの代名詞でした。
アメリカの高速道路では、日本の車は走れませんでした。性能が悪かったからです。
それから10年ほどで、技術が進み良い製品の代名詞となりました。
そのように、時代が変わり様々なもの・ことが変化してきています。
アメリカの教会も変化してきています。
独立の精神
昨日はアメリカの独立記念日でした。
ただお祝いするだけで良いのでしょうか?
独立宣言を読み、お祈りする人々はいたのでしょうか?
アメリカは衰退の途上にあります。そうあって欲しくないと思っています。
アメリカは独立宣言にサインした人々によって造られた、クリスチャンの国でした。
公立の学校では「主の祈り」を毎日唱えていましたが、ある年、それが裁判所によって禁止されました。
聖書にも異国の神々を持ち込む人たちが描かれています。
アメリカにもそのような状況があります。
例えば、アメリカの仏教徒はとても熱心です。日曜日ごとに寺院に行き、賛美歌のメロディーで違う歌詞を歌っているそうです。
アメリカにはなかった数え切れないほどの文化が入ってきました。
Riverty=自由
アメリカの象徴です。
ただ、アメリカの人々が、アメリカの創始者の思いを曲げてはいけないのではないでしょうか。
独立戦争は続きました。1783年9月3日。独立宣言から長いあいだ戦争は続きました。
皆さんは信仰の記念日、受洗の日を覚えていますか?
信仰は始まりが大切だと、先週お話ししました。
「イエスがキリストであると信じる者はだれでも、神によって生まれたのです。」(第一ヨハネ5章1節)
「神を愛するとは、神の命令を守ることです。」(同3節)
ここで大切なことは、「行う・守る」ことです。
信じたことを守り、行うこと。それが重要です。
(同4~8節)
私たちは、真理の御霊の力により、イエス・キリストがこの世にこられ、十字架で罪の身代わりとなり死んでくださったことを知っています。
聖霊の力によるのでなければ、だれもイエスは主ですと言うことはできません。
宣教に用いられた信仰者がいました。
- ジョン・ウェスレー(メソジスト運動と呼ばれる信仰覚醒運動を指導した人物)
- ジョン・ウイクリフ(宗教改革の先駆者とされる人物)
- ジョン・ノックス(長老派教会の創設者)
- デービッド・リビングストン(スコットランドの探検家、宣教師、医師。アフリカの奴隷解放へ向けて尽力した)
- ハドソン・テイラー(中国の奥地に宣教したイギリスの宣教師)
- チャールズ・スポルジョン(バプテスト派の牧師、伝道者、説教者。教団教派を越えて影響を与えた人物)
上記の人たちの共通点は、「イギリス人」です。
彼らが用いられた当時のイギリスはとても繁栄し恵まれていました。
今のアメリカはどうでしょうか。
神に戻れ
「エペソにある教会の御使いに書き送れ。…あなたには非難すべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。それで、あなたは、どこから落ちたかを思い出し、悔い改めて、初めの行いをしなさい。」(黙示録2章1~5節)
これはアメリカばかりでなく、全世界、そして日本のクリスチャンにも問われていることだと思います。
今、社会は堕落しています。
その堕落が教会にも迫ってきています。
私たちは「初めの愛」に立ち返り、世の流れに流されず、神の業に励みましょう。
今日、厳しいことを語りました。
厳しいですが、大切なことですのでしっかりと覚えておいてください。
特別なお知らせ
- 次週(7月12日)はT兄の洗礼式が行われます。
- 聖餐式は次週執り行われます。
- 次週は7月の誕生会と、T兄の受洗をポトラックでお祝いします。
- 墓石修復、シャワー設置費用のために指定献金をお願いしています。
- 沖縄のS姉のためにお祈りください。
- 北村牧師は7月20日から10日間、休暇に入ります。