20日の祈り

朝の祈り

全能の神よ、あなたは計り知れない知恵をもって、私がこの限られたときと境遇のうちに生きることを定めてくださいました。どうかいま、勇気と信頼に満ちて世に出て行かせてください。私に全き知恵を与えないことは、あなたの良しとされたことです。ですから私が信仰によって見えざるもの確信することができますように。あなたは、私が自分の思うままにものを造る力をほとんど与えられませんでした。ですから、どうかあなたの全能の御力をもって、御心を私のうちに行わせてください。あなたは私が労働と苦しみを通して向上の道を辿るように望まれます。どうか私が歩むとき道連れとなってください。

 あなたが与えられる力をもって、あなたの送ってくださる事柄に直面させてください。
 あなたが、私の業を栄えさせてくださるとき、みことばが私の魂に栄えるように心を用いることができますように。
 あなたが、私に暗い谷間を歩ませるとき、安易な回り道を知っていると自分に言い聞かせることがありませんように。
 今日与えられる奉仕の機会を逃すことなく、私を待ち伏せしている誘惑に陥ることがありませんように。
 昨日の罪を、今日繰り返すことなく、今日の生活が明日の生活に悪い例を残すことがありませんように。

 世々にわたって信ずるものの魂を照らされた、わが父祖の神よ、いまなお伝統として生きている民族の記憶を感謝いたします。聖徒たちの生涯と、その模範によって与えられる助けを感謝いたします。……と……とを心に記念して感謝いたします。使徒・預言者・殉教者のゆえに、そして何より御子の受肉のゆえに感謝いたします。

 御子の御名によってこの祈りをささげます。アーメン。

夜の祈り

「主よ、私はあなたに呼ばわります。
すみやかに私をお助けください。
私があなたに呼ばわるとき、
我が声に耳を傾けてください。
私の祈りを御前にささげる薫香のようにみなし
私の上げる手を
夕べの供え物のようにみなしてください。

「主よ、私の唇を開いてください。
私の口はあなたの誉れをあらわすでしょう」。

「我が魂よ、主を褒めよ。
そのすべての恵みを心に留めよ。
主はあなたのすべての不義を赦し、
あなたのすべての病を癒し、
あなたのいのちを墓から贖いだし
慈しみと、憐れみとをあなたに被らせ、
あなたの生きながらえる限り
良き物をもってあなたを飽き足らせられる。
こうしてあなたは若返って、鷲のように新たになる。

「だれが自分の過ちを知ることができましょうか。
どうか、私を隠れた咎から解き放ってください。
また、あなたのしもべを引き留めて
故意の罪を犯させず
これに支配されることのないようにしてください。
そうすれば私は過ちのない者となって
大いなる咎を免れることができるでしょう」。

「神よ、あなたの慈しみによって、
私を憐れみ
あなたの豊かな憐れみによって、
私の諸々の咎をぬぐい去ってください。
私の不義をことごとく洗い去り、私の罪から私を清めてください。
私は自分の咎を知っています。
私の罪はいつも私の前にあります」。

「私のために逃れの岩となってください」。

「そうすれば私は永久に御名を褒め歌い、
日毎に私の諸々の誓いを果たすでしょう」。

「私は安らかに伏し、また眠ります。
主よ、私を安らかにおらせてくださるのは、
ただあなただけです」。

アーメン。

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